企業の魅力を、どう伝えるか─採用広報動画づくりのプロセスと活用方法
「一緒に考える編集者」田中です。
自分の会社に魅力を感じてもらうためには、どのように伝えればよいのだろうか。
採用に関わる担当者の方であれば、一度は立ち止まって考えたことがある問いではないでしょうか。
今回、「動画を制作したい」という企業担当者の方のご要望を受け、採用広報動画を制作しました。
※画像をクリックすると動画が再生されます。
コンセプトは「働く人の裏側をのぞく」。
キャリアカウンセラーである私・田中が突撃取材し、根掘り葉掘り話を聞きながら、職場のリアルな意見や雰囲気を伝える構成です。

イメージ映像を重ねるのではなく、「実際どうなのか」を言葉と表情から受け取ってもらうことを大切にしました。
今回の動画制作では、地元の動画制作会社と地元で活動するインフルエンサーとタッグを組みました。
※画像をクリックすると動画が再生されます。
今回の動画は、SNSショート動画との連動、SNSでの短尺切り出し、採用ページでの活用など、他のコンテンツと組み合わせて使う前提で設計しています。
若者が求めているのは、社員の「リアル」な声
山形県が主体となって実施した経営者と若者が直接語り合った座談会の「生の声」をまとめたリーフレットとダイジェスト動画でも、「若者の県外流出が進む今、若者が本当に求める職場とは─」ということで、どんな情報が欲しいか若者が語っています。

『次代を担う若者に聞く WORK AND LIFE』
若手視点の具体案で採用力を高めたい企業の方、現場の課題を見つけたい企業の方は必見。まずはリーフレットと動画をご覧いただき、ポイントをチェックしてみてください
リーフレット:https://www.pref.yamagata.jp/…/37372/zadankairepot2025.pdf

上記の座談会でも若者が求めているのは「リアルな声」だと参加学生から意見がありました。

「会社を知るきっかけはSNS」というのも増えてきました。
撮影前の2つの準備
① 事前インタビューシートによるヒアリング
撮影前に、働く社員の皆さんに取材ヒアリングシートを配布し、
- 入社のきっかけ
- 仕事のやりがい・難しさ
- 採用競合となった企業
などを事前に共有してもらいました。
これにより、どんな人にどんな内容を質問すると良いか等、動画絵の打ち出しポイントを事前把握する土台としました。
② 管理者向けワーク:「どんな人に向いているか」を言葉にする
管理者の方には、
- この職場に合いそうな人
- 一緒に働きたいと思える人
を、単語で選ぶワークを実施。このワークを通じて、
- 管理者が何を大事にしているのか
- 現場の価値観はどこにあるのか
を取材側も理解した上で、撮影当日を迎えました。
説明会では、長々と話すより動画を流す方が良かった!
学校内で企業について伝えるシーンでも積極的に動画を活用。
こういった動画があることで、見てもらうだけで雰囲気が伝わり良かったと担当者の方は話していました。
採用のための情報発信で大切なのは、「社員のリアルな声」を通して、仕事の中身や人柄、社風、そこにある想いを伝えることです。そうすることで、応募者が「ここで働く自分」を具体的に思い描けるようになります。
社員の言葉を丁寧にすくい上げ、言語化していく過程そのものは、企業にとっての「自分たちらしさ」を見つめ直すプロセスでもあります。
企業の「らしさ」を言葉にし、それをきちんと伝えられる状態に整えていくことが、採用広報の土台になります。
これからも「一緒に考える編集者」として、企業と人のあいだにある、まだ言葉になっていない魅力を丁寧に編集していきます。
コンテンツ制作に興味のある方はこちらもご覧ください。



