転職支援事例:複数社内定と榮玉堂のどら焼き
人材コンサルタントの原田幸雄です。
私どもからの紹介企業A社と自分の知人の紹介であるB社の2社に内定をいただいた求職者Cさんの話です。
Cさんは、高校卒業後、同じ会社にずっと勤務してきた40代後半の男性。
求職登録を頂いたときには、前職を退職して間もない頃で、書類の整備からスタートしました。
書類が整ったところで、A社に書類紹介し、トントンと一次面接が設定されてました。同時に、「原田さん、知人紹介で別な会社の話をもらったんだけど、、」とのことで、「Cさんのこれからの大事な後半人生の仕事選びなので、どうぞ受けてください」とお話しました。
A社、B社の両方の一次面接の終わったときに、「原田さん、ちょっと話をしたいのですが、、」とのことで、面談をしました。
・両社とも自分にとっては願ってもないいい話であること
・A社の面接で1つだけ気になること
・B社の面接で1つだけ気になること
いろいろと情報交換をし、まずは両方から内定をもらうことを目指すことをアドバイスし、「両社から内定をもらってから悩みましょう」と分かれたのです。
お盆休みも入ったので、約3週間ほどたってから、両社の最終面接が実施されました。
結果、本人の両社に対する志望度もあがり、当初の狙いどおり、両社から内定も頂戴しました。
Cさんは、悩みに悩み、私に2回面談を求めてきました。
「どちらかの会社が、不採用にしていてくれたら、楽だったんだけど、、、」と呻くCさん。
内定をもらってから2度ほど面談し、あれこれ話をしました。。。
結果は、B社を選択。
私どもからの紹介企業であるA社には、すぐにお電話を差し上げ内定辞退理由をきちんと説明し、「わかった」とおっしゃっていただけました。
「また、いい人いた紹介して」と言われたのは救いです。
Cさんが、B社に決めたと報告に来てくれたときに、頂いたのが榮玉堂さんのどら焼きでした。
「A社さんにCさんに代わる紹介できそうな転職希望者がいたら、ぜひ紹介してください」とCさんにお願いしてみたら、「仕事に困っている人で、A社さんにふさわしい人がいたら、必ず連絡します」との言葉をいただき、分かれました。
私は、人材コンサルタントではありますがベースはキャリアカウンセラーです。複数内定もらったときは、求職者にとって一番よい選択をすることを判断基準にしています。
もちろん、自分が紹介した会社に行ってもらいたい気持ちはあ山々です。ただ、変に説得をして、入社させても、入社後との結果が良くない(離職につながる)ことは、これまで何度か味わってきたことです。
人はギリギリの選択を迫られたときには、気がかりなことを針小棒大に捉え、判断を誤りがちです。
キャリア、家計、家族、企業が抱えるリスクなどさまざまな視点から投げかけ、視野を広げて判断していただくことが、私のすべきことだと考えて、求職者に向かっています。
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