【管理職・マネージャー研修】価値観がバラバラな部下達をマネージャーはどうマネジメントしていくか?

研修講師の原田です。
皆さんの会社では、継続的に研修を実施していますか?
なかなか…という会社さんもあるかと思いますが、継続的に研修を実施していく事で会社は変わるということを実感する出来事がありました。
毎年、新しく管理職になった方向けの新任課長研修をご依頼いただく会社様があります。
ありがたいことに今年で7年目になります。
昨年の新任課長研修では、若者の離職が目立つとのことから、離職防止の項目をいれておりましたが、昨年来の取り組みが功を奏し、落ち着いたとのことから、説明とワークの項目から外しました。上司の意識が変わることにより、離職防止につながることが検証されたわけで、改めて教育を積み重ねるということの大切さを感じました。
今年の新任課長研修は7月16日に実施してきました。
受講者は、13名。女性も4名いらっしゃいました。
通常は0〜2人なので今年は多い印象です。
女性活躍の世の中の流れを意識していらっしゃるとのことでした。
価値観がバラバラな部下達をマネージャーはどうマネジメントしていくか?
研修ではいつも、スタートは、一人ひとり大事にしている価値観が全く異なることを体感していただくためのグループワークを実施します。
価値観そのものには優劣はなく、「状況」に応じて、優先させる価値観をマネジャーが選択し、そのことを部下にも理解してもらうことが大切です。
次に、『今はどんな状況(時代)なのか?』を記述してもらいました。
変化する「状況」の中で価値観が異なるメンバーを方向づけし、仕事を管理し、結果をだしていくのがマネージャーの仕事。
マネジャーとしての資質を高め、成果を上げるためには「定石」を身に付けておくことが大事です。
もちろん、状況によっては定石どおり判断し行動したのではうまくいかないケースが出てきます。
状況を見極め、定石に照らし、そのうえでその場に応じた判断をしていくことが成功の確立が高くなります
最後に、マズロー、マクレガー、ハーズバーグの理論を使って、人間的成長について説明しました。
ある受講者の方から、「自分が考える理想のマネージャーが、ある部下にとっては理想の上司とは限らない。そのことを肝に命じてマネジメントしていきたい」という感想を頂きました。
15問の設問からなる「自問自答シート」を確認に記入してもらい、グループ内で回覧したことから気づきを得たそうです。
私にとっても大きな気づきでした。
企業研修に興味をお持ちの方は、こちらのページも御覧ください。
https://www.career-create.co.jp/business/about-corporate-training/