「獲得」ではなく「納得」を。組織・地域の未来を対話で耕す「農耕型エンゲージメントモデル」
「人が足りない」と感じたとき。
その背景には大きく分けて2つの状況があるはずです。
【サイドA:欠員補充型の採用】今すぐこの穴を埋めなければならない「のっぴきならない」緊急事態。
【サイドB:いい人がいたら採用したい型の採用】 新卒採用・いい人がいたら会いたい・数年後を見据えて組織を強くしたい」。長期的な視点で会社の未来を耕す、攻めの姿勢。
言い換えれば、
サイドAは、対症療法的な採用
サイドBは、体質改善型の採用
とも言えるかもしれません。
私たちは、前者の「補充型」もお手伝いしています。
しかし、今すぐ仕事を探している人の絶対数は減り、地方中小企業は不利になりがちな「条件」で比較される中で広告費を払い続け、背に腹は代えられないと「とりあえず採用」するとミスマッチが起きる可能性も高まる「補充型の採用」だけで採用を考えるのは、ずっと人手不足が続くことが確定している今の時代では、過酷ではないか?と私たちは感じてきました。
そこで私たちが提唱し、実践しているのが、対症療法ではなく体質改善を促す漢方薬のようなアプローチ、「農耕型エンゲージメントモデル」です。

このモデルは、メーカーの人事として、そして25年以上にわたり山形の企業と人をマッチングしてきた原田。15年、若者や県外在住者と、山形の企業・地域をつなぐ活動を続けてきた田中。山形が人口減少する中での採用や若者の転出という現実に、最前線で向き合ってきた二人が、「個人が「自分の人生これでいい」と思える納得したキャリア選択ができる企業や地域に人が集う。その関係性が、地域・企業の存続と繁栄につながる。」という仮説を立て、たどり着いたやり方です。
「農耕型エンゲージメントモデル」では、土壌(個人を受け入れる側のコミュニティ(組織や地域)の風土)を整え、自社の「らしさ」を言語化し、ナナメの関係を通じて信頼を積み上げていく考え方です。最終的には、社員や住民などの中の人から自然と「うちの会社・地域いいよ。一緒に働こうよ・暮らそうよ。」という声が周囲の人に掛けられる『リファラル(採用)』が生まれる状態を目指します。
「農耕型エンゲージメントモデル」のポイント
1・今いる人を大切にする「土壌」こそが、次の一人を呼ぶ
採用に困ると、つい「外」ばかりに目が向きがちです。しかし、新しい種(人材)を迎え入れるために最も重要なのは、今ある「土(組織の風土)」の状態です。今働いている社員が、自分の仕事に納得し、大切にされていると感じているか。この「土壌」の良し悪しは、採用にとても影響します。 「人が足りないから、誰でもいいから連れてくる」という発想を一度手放し、まずは今いるメンバーとの関係性を耕すこと。中の人が「ここで働けてよかった」と実感している土壌こそが、最高の魅力となり、自然と次の一人を惹きつける磁力になります。
2・すべてのプロセスにおいて、対等な「対話」を尽くす(スタンス)
個人の形に会社が合わせすぎる・迎合する必要はありません。けれど、会社の形に個人を無理やり当てはめる時代でもありません。お互いが一人の人間として、良いと思える「落とし所」を言葉を尽くして探り、時には制度すら変えていく。この対等な関係性で行われる「対話という名の耕し」が、すべてのプロセスの土台となります。
3・プロセスが「納得感」をつくり、選ばれる理由になる(効能)
対話を尽くした先に起きるのが「納得感」です。 例えば、自分の想いを口に出すプロセスを経て、「自分の意思」へと変わります。また、迷いや揺らぎに寄り添ってもらえた経験は、「一人の人間として扱われている」という深い安心感を生みます。 この「自分の意思で決めた」という納得感と安心感があるからこそ、人はその組織を選び、さらには周囲へ「うち、いいよ」と声をかける熱量(リファラル)へと繋がります。
「いかに獲得するか」ではなく、「いかに納得してもらうか」
「移住してほしい」「入社してほしい」と願うあまり、受け入れ側はつい決断を急かしたり、相手を「数字」として見てしまいがちです。
しかし、本来人は「自分の意思で決めた」と実感できたときにこそ幸福感が上がり、「一人の人間として大切にされている」と感じることで初めて心を開く生き物です。人生を左右するような大きな決断を、出会ってすぐにはできないし、「納得」は一段ずつ階段を上るように出来ていきます。
大切なのは、視点を「いかに獲得するか(企業視点)」から、「人がどう納得していくか(個人視点)」へと入れ替えることです。
自分の限られたリソース、つまり「人生という貴重な時間」をどこに投入すべきか。それを個人が主体的に選んでいくプロセスに寄り添うことこそが、私たちの考える「人的資本経営」の本質です。
「人間を大切にする」とは、この納得のステップを省略せずに、共に歩むこと。この「人間理解としてのプロセス」を丁寧に踏むのが対話です。
山形・人事採用の相談所
「そんなこと言っても、うちの会社でどう対話を始めたらいいのか……」
「農耕型と言われても、まず何から耕せばいいのか分からない」
そのための、私たちです。 キャリアクリエイトは、20年以上にわたり山形の企業と人材の間に立ち続けてきました。
まずは、あなたのお話を聞かせてください。
「今すぐ採用したい」という方も、「数年後を見据えた組織づくりを考えたい」という方も。
山形の未来を一緒に耕すパートナーとして、無料相談窓口でお待ちしています。

