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地域の人事機能

今すぐの就職・転職を考えていない「ゆくゆく人材」と「ナナメの関係」で話すことで得られるもの

コーディネーターの原田です。

これは、あるセミナーでゲストとして話した若い女性が、実際の友達の意見として紹介していたコメントです。

  • 山形県出身の首都圏在住者の約7割が地元へのUターンを検討・行動をしたことがある(出典・若者ふるさと応援ネット)
  • 県外と山形の両方で就活する学生の約3割いる(出典・「若者の県内定着・回帰の促進に向けた 県外進学者の県内企業への就職に係る実態調査」)
  • 山形県出身者が出身地にUターンするのは、2〜3割程度(過去の県の調査や国勢調査)

などの情報を統合して考えると、「学生・社会人の2人に1人が山形で働くことに興味はあるのに選びきれていない」状態と言えます。

これを採用文脈で捉えたら、「人がいない」と言いつつも、自分達がアプローチしていない・出来ていない層があるということです。

山形で働くことに興味関心がある人は、あなたの地域・企業からのアプローチを待っています。

「就職・転職という転機」が訪れる前に出会い、気軽に対話する

株式会社キャリアクリエイトでは、本格的な転機が訪れた時に「山形で働く」ことを選択肢として入れて考えられる原動力を育むファンづくり運動として、対話の場を作っています。山形に興味を持つ「就職・転職・移住などの本格的な転機」が訪れる前の学生や社会人と山形の人が「ナナメの関係」で対話することで「山形」と「個人のキャリア」の接点を作ろうとする試みです。

具体的な内容は、「学生オチャノミ」「社会人オチャノミ」「サシメシ(学生)」など。それぞれのプログラム単発で参加する人も入れば、当社が運営する「地域・しごとを体験するサークル」に入会し、継続的に活動する人もいます。

学生や社会人を受け入れてくれるのは「ゆくゆく山形応援サポーター」の皆さんです。

先日、「地域・しごとを体験するサークル」メンバーのT君(東北芸術工科大学1年生)が、勉強会を兼ねた当社でのオチャノミ&さし飯を実施しました。

T君は北海道出身。地域づくりに興味があるとのことでサークルに参加してくれています。

12時に来てくれて、まずは食事。
ささやかですが、moh’Zの弁当を用意しました。10時すぎに買いに出向いたら、まだすべての種類の弁当が出きれていませんでした。若いから肉系の弁当がいいだろうとの思いから、店員さんに聞いてみると、もうしばらくかかるとのこと。仕方なく、塩サバ弁当と鮭弁当を購入。



「本当は、肉の方が良かったんだろうけど・・」と言うと、すかさず「僕、魚大好きなんです」と返してくる。
「2種類あるけど、どっちがいい?」と言うと、間髪を入れず「鮭のほういただいていいですか」と。

「若い=肉が好き」は決めつけだったことに気づきました。

魚だって好きな子はいるわけで、実際に聞いてみないとわからないものです。


もしかしたら、「魚大好きなんです」は気遣いからでた言葉なのか、、、だとしたらなかなかやるなぁ、などと思いながら、食事付を取りました。



弁当の後は、moh’Zに入っているエスカルゴのチーズケーキ。
「わーー、チーズケーキ、大好きなんです。いいんですか!?」と。
これだけコミュニケーション能力があれば、企業訪問なんてなんなく出来るわい、とおもいつつ、本題の勉強会へ。



勉強会では、「地域・しごと体験サークル」は何のためやるか、つまりWhyの説明から。

●参加学生にとって・・体験を積むことによって視野を広げ、キャリア選択の可能性を広げるとともに、主体性を身につける。
●受け入れ企業にとって・・すっぴんの学生を受け入れることにより若者の価値観や行動様式を知り、学生や若者の採用活動に役立てるとともに、社員定着の施策を考えるうえでの材料にする。

一つひとつ、感心しながら聞いてくれました。

その後は、
・どのようにして訪問先を選定するのか
・事前準備でやること
・当日の流れ
・終わってからの振り返り
を説明して終了。

「やることが明確になりました!」との言葉が印象的。

このように、体験として働く大人の人と話をしてみたいという学生が少しずつ集まり出しています。

ぜひ、たくさんの山形の企業が受け入れ先になっていただければと思います。

関心のある方は「ゆくゆく山形応援サポーター」のページを御覧ください。

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