『自分ごと化』してもらえる採用広報・情報発信|高校生向けキャリア支援冊子

- 山形には中小企業が数えるほどしかないと思っていた。
- IT系の企業は山形県に1社しかないと思っていた
- ものづくり・製造業は理系分野の専門的な知識がなければいけない
これらは、全て実際の若者のリアルな声です。
「山形で働く」特徴などは知らないし、固定概念・思い込みが強い部分もある若者。
目の前に、企業情報・求人が並んでいたとしても「選べない」「イメージできない」という人も大勢います。
要因を知り、対策をしていく必要があります。
なぜ、つまづきが起こるのか構造的・心理的背景としては、
・本人の自己理解不足。「やりたいこと」だけで仕事探しをしている 等、本人の問題
・企業が発信する情報が、「外側から見える部分」ばかり(中身がよくわからない)。発信で使っている言葉が、相手が知っている・よく使う言葉と合っていない 等、企業側の問題
この2つがかけ合わさっています。
どんな工夫をすれば企業と個人の接点が生まれるか。
企業ができることの1つとして、「相手目線の表現をする」ことがあります。
若者の語彙や視点に合わせた表現をすることが大切です。
(言葉遣い・テンション・イラスト・画像・動画など)
山形市商工会議所のジュニアインターンシップ事業で作成した高校生向けのキャリア支援冊子では、高校生の目線に合わせた誌面作りに注力しました。

イラストは、山形在住のイラストレーター竹永絵里さんに執筆して頂きました。
就活にまだ真剣に取り組んでいない早い時期の高校生が読みたくなる工夫として、漫画形式にしたり(昨年度も好評でした)、診断チャートを入れたり、自分について知れるワークができる書き込めるスペースを作ったり、訪問企業について調べたことを記入できるスペースを作りました。

『会社のPR』より先のステップとして、採用競合ではなく自社を選んでほしい・口説く力を上げたい、「自社に興味を持ってほしい」時は、会社見学・訪問、インターンシップ時の資料として、書き込めるワークシート形式にするというのも効果的です。
少しの工夫で、ただ見る・参加するという受け身状態から少し進んだ主体性・自分ごと化をするきっかけになります。
「アピールする」の一歩先、「巻き込む」「自分ごと化する」ことで、選ばれる会社に近づくのではないでしょうか。
キャリアクリエイトでは、採用コンテンツ制作のサポートを行なっております。ご興味のある方は、こちらもご覧ください。